フィクションの宴

プライムビデオで視聴可能な映画を中心に、評価・紹介していきます。最下部にのみネタバレを含む感想を記載しています。

【偏見的評価で86点】映画:テネット

「未来と交信を?」

「皆してるわ Eメールにクレジットカード」

「記録は未来につながってる」

「問題は未来が返事をするのか」

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監督:クリストファー・ノーラン

日本公開:2020年9月

 

役名ー役者

名もなき男(ジョン・デヴィッド・ワシントン)

CIA特殊工作員

作戦途中で捕虜になるが、自決用のピルを服用する。

しかしこれは忠誠心を試すためのものであり、ここから、ある任務に巻き込まれていくことになる。

 

ニール(ロバート・パティンソン

名もなき男と作戦をともにするエージェント。

「起きたことはしかたがない」が口癖。

「無知こそが武器」の原則に則り、主人公に何も告げず任務を遂行する謎の男性。

 

アンドレイ・セイター(ケネス・ブラナー

未来人に選ばれ、現代世界の破滅のためにキーアイテムを集める。

 

キャサリン・“キャット”・バートン(エリザベス・デビッキ

セイターの妻。

セイターから束縛された生活に嫌気がさしており、

「自由になりたければ息子はあきらめろ」

というセイターのセリフから夫婦関係は崩壊している。

 

点数:86点

映画の出来の良さを評価するものではなく、あくまで筆者の好みかどうかの指標。
あしからず。

設定:9/10点

展開:9/10点

没入感:10/10点

感動:6/10点

渋いおじさん:8/10点

美女:10/10点

あとあじ:16/20点

繰り返し観たいか:10/10点

amazon評価:8/10点(☆の数×2を四捨五入)

 

以下、評価項目ごとの解説。
ネタバレ無しです。

設定:9/10点

「ようこそ来世へ」

予告編では死亡した結果、能力を手にしたように見える(見せてる)が、実際は異なる。

未来から送られてきた、時間を逆行する武器や、装置をめぐるあれこれ。

1度しか視聴していないので、完全には理解できていないが、4つの勢力があり、

①未来人:現代の人類の抹殺を図る

②未来人:現代の人類に味方する

③現代人:人類の存亡をかけ①に相対する

④現代人:世界の破滅を企み①と共闘する

 

基本的には③vs④が主題であり、勢力図的には

① > > ③ > ④ > ②

のイメージ。

 

登場する装置は(ⅰ)(ⅱ)の2つ。

 

(ⅰ)時間を逆行する武器

原因と結果が逆になる。

例えば、

銃の引き金を引くと、壁に埋まった弾丸が拳銃に戻ってくる。

 

(ⅱ)逆行世界へ突入するための回転ドア

過去に戻ることができるが、1時間前に戻るためには、同様に1時間逆行世界を体験する必要がある。

つまりタイムスリップではなく、ビデオの逆再生。

逆行世界では酸素を吸入できないため酸素ボンベを持って移動する必要がある。

この装置を利用した順行世界と逆行世界からの"挟撃作戦"こそが、この映画の見どころ。

 

これまでのノーラン監督の作品は、難しいのは設定だけでストーリーは単純だったため、設定を理解しきらなくても、なんとなく楽しめたのだが、

今作は設定とストーリーの両方が難解。

ちょっととっつきにくい。

 

展開:9/10点

未来人が”危険すぎるため分割して隠蔽した装置”を奪取することが目的となっていく。

「無知こそが武器」

何も知らされないままミッションに参加する、名もなき男。

視聴者もよく分からないまま話が進んでゆき、所属の分からない人物がぽこぽこ現れるので、ちょっと戸惑う。

そこに逆行の設定が絡み合うため超複雑。

・今どこの時間軸にいるのか

・対面している人物は当時間軸にいる人物なのか

・未来から逆行してきた人物なのか

このあたりを整理しながら視聴する必要がある。

 

没入感:10/10点

逆行世界のインパクトが強く見ていて楽しい。

そして複雑すぎるくらい複雑であるため、

集中して観ていないと訳わからない。

集中してても分からない。

分からないんだけど、なんかすごい、ということだけは分かる不思議な感覚。

 

感動:6/10点

やっぱりラストの"彼"の行動かなあ。

涙が出る感じでは無いんだけど、

彼の心境とか、これまでの背景を考えると胸がいっぱいになる感じ。

 

渋いおじさん:8/10点

ジョン・デヴィッド・ワシントン

知らない俳優さんだったが、意外と良かった。

デンゼル・ワシントンの長男ならしい。

 

美女:10/10点

エリザベス・デビッキ

美しい。

彼女の横に並ぶと皆、背が低く見えてしまう。これは女優としてはどうなんだろう。

トム・クルーズは絶対共演してくれないと思う。

 

あとあじ:16/20点

"彼"の結末を考えれば手放しで喜べないのが残念。

映画の作品的にはこのラストで良かったんだろうけど、

個人的には全員ハッピーの大団円が好き。

 

繰り返し観たいか:10/10点

繰り返し観なければ理解できない。

そして、きっと、

繰り返し視聴する度に面白さが増す映画だと思う。

 

amazon評価:8/10点(☆の数×2を四捨五入)

 

合計86点。

 

レンタルが開始されたため早速視聴した。

しかし時間を確保できず1度しか観れなかった。

お金に余裕ができたら必ずブルーレイをゲットしたい。

 


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