フィクションの宴

プライムビデオで視聴可能な映画を中心に、評価・紹介していきます。最下部にのみネタバレを含む感想を記載しています。

【偏見的評価で50点】映画:パシフィック・リム: アップライジング

「世界を化け物が襲った」

「それが“KAIJYU”だ」

「人類は戦うために怪物を造った」

「巨大ロボット“イェーガー”だ」

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監督:スティーヴン・S・デナイト

日本公開:2018年4月

 

役名ー役者

ジェイク・ペントコスト(ジョン・ボイエガ

英雄の息子だが、部隊を脱退させられ、現在は盗みを働き生活する。

「親父は部下を鼓舞し無敵と思わせた」

「俺は親父とは違う」

「英雄じゃない」

 

アマーラ・ナマーニ(ケイリー・スピーニー

幼いころ両親を怪獣に殺された。

無力を悔やみ、怪獣の再来に備えて廃材から”スクラッパー”という名のイェーガーを製作していた。

 

森マコ(菊地 凛子)

ジェイクの義理の姉。

いつまでも更生しないジェイクを見かねて、部隊の教官を務めることを条件に再度入隊させる。

 

点数:52点

映画の出来の良さを評価するものではなく、あくまで筆者の好みかどうかの指標。

あしからず。

ストーリー:7/10点

感情移入:5/20点

没入感:7/10点

感動:3/10点

渋いおじさん:5/10点

美女:5/10点

あとあじ:6/10点

繰り返し観たいか:5/10点

amazon評価:7/10点(☆の数×2を四捨五入)

 

以下、評価項目ごとの解説。
ネタバレ無しです。

ストーリー:7/10点

私自身、前作を視聴してから数年経過していたが、特に見返すことなく今作を視聴した。

前作見視聴でも、特にこだわりがなければ今作から視聴しても問題ないと思われる。

 

怪獣との戦争が終結した前作から10年後が舞台。

地球では、遠隔操作可能なイェーガーの開発など、怪獣の再来に備え準備を進めていた。

ある事件から怪獣との世界を繋ぐゲートが開いてしまい、再び戦闘が始まる。

 

実は、戦時中から怪獣の狙いは富士山のレイアースだったらしく、日本を舞台に戦う。

笑ってしまう展開だが、日本人としてはちょっと嬉しい。

 

感情移入:5/20点

イェーガーは二人一組で搭乗し二人の心の同調が必要。

そこにアマーラのライバルの女性が登場するため、最終的に彼女と和解し、一緒にイェーガーに乗り込むのかと思ったが、そんなシーンは無い。

誰ともよくわからない青年と一緒に戦う。

アマーラのトラウマが原因でペアと心を同調できない設定があるのだが、これもいつの間にか勝手に解決。

このトラウマと向き合う部分こそが、この映画の設定の醍醐味だと思うのだが、もったいない。

主人公も英雄の息子ではあるのだが、最近までコソ泥をしていたような、ただの青年で、特に実績もない。

典型的なコネ入社。

こんな男に指導してもらいたいと思うか?

こんな男に命を預けようと思うか?

私は絶対お断り。

 

没入感:7/10点

一時絶体絶命の窮地に陥るため、ここからどうやって挽回するんだ?と非常にワクワクさせられるのだが、あっさり解決してしまい残念。

しかし、ロボットのガチンコ肉弾戦は観ていて楽しいし、迫力もあり、テンポも悪くない。

 

感動:3/10点

登場人物には辛い過去があり、同情させられるのだが、全く深堀されず、未解消。

 

渋いおじさん:5/10点

ジョン・ボイエガ

感情面をクローズアップしないため、いまいち採点が難しい。

 

美女:5/10点

ケイリー・スピーニー

上に同じ。

 

あとあじ:6/10点

チビだと馬鹿にされていたスクラッパー。

小さいことを利用した見返す場面が用意されているのかと期待したが残念。

そして、中国人女性が操縦していたのも期待を裏切る展開。

無人戦闘機とかゲートの開門とかワクワクさせておきながら、消化不良。

 

繰り返し観たいか:5/10点

ことごとく定石を外している印象。

あえての判断なのか、絶望的にセンスが無いのか。

小中学生が見る分には非常に楽しめる作品。

 

amazon評価:7/10点(☆の数×2を四捨五入)

 

合計50点。

 

2021年3月16日の時点でプライムビデオで視聴可能です。

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