【偏見的評価で66点】映画:スーサイド・スクワッド
「スーパーマンが現れ世界は変わった」
「彼が消え世界は再び変わった」
「だから私が来た」
監督:デヴィッド・エアー
日本公開:2016年9月
デッドショット(ウィル・スミス)
百発百中の凄腕の狙撃手であり、金で動く殺し屋。
バットマンの宿敵であるジョーカーの恋人。
ジョーかーによって肉体的、精神的に狂わされた。
キャプテン・ブーメラン(ジェイ・コートニー)
ブーメランを武器に戦う強盗。
エル・ディブロ(ジェイ・ヘルナンデス)
炎を操る能力者
超人的な身体能力を持つが、知能は低く、地下水道で生活している。
映画の出来の良さを評価するものではなく、あくまで筆者の好みかどうかの指標。
あしからず。
ストーリー:6/10点
感情移入:10/20点
没入感:9/10点
感動:3/10点
渋いおじさん:7/10点
美女:8/10点
あとあじ:8/10点
繰り返し観たいか:7/10点
amazon評価:8/10点(☆の数×2を四捨五入)
簡単にあらすじを説明すると、
スーパーマンやバットマンがいなくなった世界で、これから現れるヴィラン(敵)に対抗するために、刑務所に服役中の悪人を 統率して戦わせようと国が考え出したのが事の発端。
しかし、人並外れた能力や技術を持った悪人たちなので、当然、制御しきれるはずもなく・・・
という感じで、すったもんだしながら地球の危機を救うべく戦うストーリー。
まず一番に感じた良かった点は、終結した悪人達が常人より少し強いくらいなのが良かった。
これまで私が見たスーパーマンとかアクアマンとか、超人的な能力者が己の腕力のみで敵をねじ伏せる主人公とは違い、銃の扱いが上手とか、ブーメランの扱いが上手とか、なんならちょっと微妙な能力者たちが泥臭く地道に敵を倒していく感じが見ていて楽しかった。
ヒーロードラマの「ザ・ボーイズ」が割と近い雰囲気。
後は、テンポが凄く良かった。
ストーリーはとても単純で単調なんだけど、一部キャラクターの個性がめちゃくちゃ立っているので(特にハーレイ・クイン)彼女らの所作とが言動を見ているだけでも、それなりに飽きずに見続けられた。
キャラの数が多くて誰に対しても感情移入までには至らず(私がほかの作品や原作を全然知らないからかもしれないが)、行動原理とかも、いまいちよく分からんけど、ハーレクインのふざけたノリで全部誤魔化せてる感があった。
正直見終わってからの感慨深さなんて欠片も無いし、感動も無いし、記憶に残った場面も無いし、無い無い尽くしなんだけど、楽しかった記憶だけは残る、素晴らしい映画だった。
DCのシリーズの中では一番楽しめた。
ネタバレ含む感想。見視聴の方はご注意ください。
軽い愚痴。
一つ目は、ラスボスを倒すシーン。
割と嫌いじゃない倒し方ではあるんだけど、
ハーレイ・クインの「仲間をいじめるな」的なセリフ。
もっとアホみたいなセリフで締めて欲しかった。
その方が彼女らしいし、彼女が魅力的に映ったと思うんだけどなあ。
友達にはなりたくないけど、すごくキュートなキャラクターで見ていて楽しかった。
後はラスト。
ハーレイ・クインはコーヒーマシンを貰い、 デッドショットは娘に会わせてもらったが、メンバーは依然として牢屋の中。
続編もあるみたいだから仕方ないのかもしれないけど、ここももっとぶっ飛んだラストにしてほしかった。
とまあ軽い不満はあるものの総じて面白い作品だった。
満足満足。
2021年8月26日の時点でプライムビデオで視聴可能です。