フィクションの宴

プライムビデオで視聴可能な映画を中心に、評価・紹介していきます。最下部にのみネタバレを含む感想を記載しています。

【偏見的評価で74点】映画:プロスペクト

「分前は折半」

「当然だ」

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監督:クリストファー・コードウェル

   ジーク・アール

日本公開:2019年7月

 

役名ー役者

シー(ソフィー・タッチャー)

惑星を転々としながら父と二人で暮らす流れ者。

希少な石を採取するため、毒素舞う惑星に降り立った。

「時々本の世界で生きてる自分を想像する」

「新たに考えた場面を書き加えるのも楽しいの」

「現実味が増して登場人物と会話ができる」

 

エズラペドロ・パスカル

略奪者。

シーと父親の会話から石の存在を知る。

「寂しくなるよ」

「腕は一番の武器だった」

「いつでも俺のために果敢に働き」

「堂々と愛を勝ち取った」

 

点数:74点

映画の出来の良さを評価するものではなく、あくまで筆者の好みかどうかの指標。

あしからず。

ストーリー:10/10点

感情移入:13/20点

没入感:9/10点

感動:2/10点

渋いおじさん:10/10点

美女:10/10点

あとあじ:7/10点

繰り返し観たいか:7/10点

amazon評価:7/10点(☆の数×2を四捨五入)

 

以下、評価項目ごとの解説。
ネタバレ無しです。

ストーリー:10/10点

親子が汚染された惑星内で危険をかい潜りながら一攫千金を狙うというだけの単純なストーリー。

しかし、個人的にSF感溢れる世界観が最高だった。

惑星間の移動を繰り返すくらいだから、遠い未来の話の様だが、移動する機体や使用する機材は妙にアナログ感がある。

少女は、「なんとか星で産まれた」とか言ってたし、地球は劇中に登場しないんだけど、石を採掘する星の植物は地球の物と似ている。

登場人物は皆人間と同じ見た目をしている。

地球を起源とした人達なんだろうか。

全く別のパラレルワールドなんだろうか。

劇中ではほとんど説明してもらえないので、登場人物の背景とか、舞台設定について、いろいろと夢想しながら視聴した。

シーのセリフである、

「本の世界で生きてる自分を想像する・・・」

を体現したような映画。

 

感情移入:12/20点

家族の死後、直ぐに音楽聴きだす感じとか、理解が難しい部分は多々あるのだが、彼らは地球人ではないのだから、我々の常識を当てはめるのは無粋な気がする。

主人公のシーは表情の変化が乏しく、感情を読み取ることが難しいのだが、これも、彼女の人生観が滲み出て良い。

 

没入感:9/10点

派手なCGなどはほとんど使われておらずお金もあんまり掛かってなさそう。

初期のスターウォーズみたいな雰囲気。

それがかえって良かったと思う。

この映画独自の世界観を堪能した。

 

感動:2/10点

登場人物全員が、人の死や、痛みに関して淡泊な感じ。

感情に訴えかけるような要素は乏しい。

 

渋いおじさん:10/10点

ペドロ・パスカル

この人が演じるキャラクターは何故か記憶に残る。

大好きな役者さん。

ゲームのThe Lasu Of Usの主演が決まったらしいけど、この映画を観た後だと、すごく適役だと感じる。

 

美女:10/10点

ソフィー・タッチャー 

ネットで調べても全然情報が出てこないんだけど、

超かわいい。

おすすめ。

 

あとあじ:7/10点

これまた。彼女のこれからを想像したくなるエンディング。

GOOD。

 

繰り返し観たいか:7/10点

また観ようと思う。

ロバート・A・ハインライン好きの私としてはビンゴな作品。

漫画のBLAME!とかも思い出した。

おすすめ。

 

amazon評価:7/10点(☆の数×2を四捨五入)

評価が割れており、高評価も多いが、低評価も多い。そして低評価の意見も非常に理解できる。

ストーリーや映像表現に期待するのではなく、異世界の雰囲気を楽しんでほしい。

 

合計74点。

 

2021年3月25日の時点でプライムビデオで視聴可能です。

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