【偏見的評価で55点】映画:グリーンブック
「ドクターは北部なら」
「チヤホヤされ3倍の金を稼げた」
「だが自らここに来た」
監督:ピーター・ファレリ
日本公開:2019年3月
トニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)
クラブの用心棒や運転手などで日銭を稼いで暮らす。
黒人が口をつけたコップをごみ箱に捨てるなど、黒人を差別している。
ドン・シャーリー(マハーシャラ・アリ)
プロのジャズピアニスト。通称”ドクター”。
黒人差別が根強い地域でツアーをするために、トニーを同行者として雇うことを決める。
「暴力は敗北だ」
「品位を保つことが勝利をもたらすのだ」
映画の出来の良さを評価するものではなく、あくまで筆者の好みかどうかの指標。
あしからず。
ストーリー:6/10点
感情移入:11/20点
没入感:6/10点
感動:4/10点
渋いおじさん:7/10点
美女:3/10点
あとあじ:6/10点
繰り返し観たいか:3/10点
amazon評価:9/10点(☆の数×2を四捨五入)
ストーリー:6/10点
1962年ニューヨークが舞台。
差別のある世の中を変えようとピアノを演奏する黒人ピアニストとその用心棒が主役の映画。
黒人であるドクターは、会場のトイレも使わせてもらえず、外に設置された便所を案内される。
気に入ったスーツを見つけても、試着もさせてもらえない。
そんな彼が世間の意識を変えるべく、白人たちの前で演奏を続ける。
予告編で別の映画「最強のふたり」みたいな煽り文句が鼻について、
「だから日本の予告編は大嫌いなんじゃ」と思ったけど。
実際に゛最強のふたり゛っぽい感じ。
感情移入:11/20点
黒人が使ったコップをゴミ箱に捨てていたリップが、ドクターを認めるようになった経緯がイマイチ伝わらなかった。
音楽の才能を認めたからなんだろうけど、描写不足が否めない。
ドクターは終始何を考えているのかよく分からない。
また、物語も、友情の話という感じではなく、男性二人が各々の仕事をただこなしただけ のようで、淡々とした印象を受けた。
没入感:6/10点
期待を裏切り音楽要素が少なかった。
所々で差しはさまれるギャグは微笑ましくて良かった。
感動:4/10点
これまた期待を裏切り、音楽の素晴らしさみたいな物を全然感じさせてもらえなかった。
感動要素は薄い。
渋いおじさん:7/10点
トニーのガサツな感じが恰好良かった。
演技も良し。
美女:3/10点
ほぼ無し。
あとあじ:6/10点
どうにも盛り上がりに欠ける印象はあるが、
まあ悪くはないかな。って感じ。
繰り返し観たいか:3/10点
最強のふたりを見返したくなった。
最強のふたりが見視聴ならば、こちらの作品を先におすすめする。
amazon評価:9/10点(☆の数×2を四捨五入)
合計55点。
ネタバレ含む感想。見視聴の方はご注意ください。
”ラストの演奏で感動の大シーン!”を期待したが終始一貫して地味
一番の盛り上がりが黒人の集うバーでの演奏だもんなあ。
自ら南部にやってきたドクターが最後の会場で演奏しなかった理由もイマイチ読み取れない。
これまで幾度となく散々な目に遭ってきたのに、レストランに入れないくらいで、演奏辞退する?
音楽で世の中の意識を変えるんだとか言ってた気がするんだけど、結局作中では何も成し遂げてないよね?
また、このツアー以降もリップとドクターが親友だったとかいう最後のテロップもなんだか胡散臭い。
本当か?
黒人に対する偏見は減ったかもしれないけれど、別にこの二人は仲良しこよしではないでしょ?
この映画を見る限りだと、クリスマス以降も彼らの交友が温められる様が私には想像できない。
2021年6月12日の時点でプライムビデオで視聴可能です。