フィクションの宴

プライムビデオで視聴可能な映画を中心に、評価・紹介していきます。最下部にのみネタバレを含む感想を記載しています。

【偏見的評価で60点】映画:特捜部Q キジ殺し

「彼らは惨めな天使なの」

「空の断片が落ちて目に入る」

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監督:ミケル・ノルゴート

公開:2014年

 

役名ー役者

カール・マーク(ニコライ・リー・カース)

警部補。

未解決事件を専門に調査する特捜部Qに所属。

「薬を飲んで楽になりたいと思う朝もある」

「でもやらない」

 

アサド(ファレス・ファレス)

傍若無人なカールに振り回されながらも、共に捜査を進める。

「よく耐えてるね」

「彼には俺しか」

 

キミー(ダニカ・クルチッチ)

犯行を通報していた女性。

警察には記録されず、通報が揉み消されていた。

現在は錯乱状態に陥っており、コンテナで暮らす。

 

点数:60点

映画の出来の良さを評価するものではなく、あくまで筆者の好みかどうかの指標。

あしからず。

ストーリー:7/10点

感情移入:13/20点

没入感:8/10点

感動:2/10点

渋いおじさん:7/10点

美女:7/10点

あとあじ:5/10点

繰り返し観たいか:4/10点

amazon評価:7/10点(☆の数×2を四捨五入)

  

以下、評価項目ごとの解説。
ネタバレ無しです。

ストーリー:7/10点

子供を2人殺され退職していた元警部から事件を再調査してくれと懇願されたカール。

挙動不審な警部の態度を見て、その日は軽くあしらった。

しかし翌日カールの元へ警部が自殺したとの連絡が入る。

死体の傍にはカール宛に事件をまとめた書類一式が置かれてあった。

多大な未解決事件に追われる特捜部Qだが、「俺には調べる義務がある」と警部の事件に着手することを決める。

 

感情移入:13/20点

4部作目を視聴した後の今回2部作目。

1作品目はプライムビデオで視聴できなかったため保留。

4部作目だけ見ると精神異常者の様だったカールだが、今作を見て印象が少し変わった。

彼には彼なりに信念をもって仕事をしているのだと分かり、好感を持つとともに少し親近感が湧いた。

アサドもこの辺りを知っているからついて行っているのだろう。

俄然1部作目が気になる。

 

没入感:8/10点

元々は子供2人が殺された1つの事件だったのだが、同様の事件が多発していることが分かり、さらに展開も二転三転とし、すごく引き込まれた。

犯罪者一同、綺麗な顔をしていながら内面は下劣を極めており対照的。

いかにもありそうな事件を扱っているので恐ろしい。

 

感動:2/10点

無い。

 

渋いおじさん:7/10点

以外にもカールが格好良かった。

あっさり銃で撃たれて倒れたのは少し拍子抜けしたが。 

 

美女:7/10点

キミー。

猟奇的で全く同調できないのだが、不気味な美しさがあった。

 

あとあじ:5/10点

最初から最後までずーーーーっと陰鬱。

全然スカッとしない。

このシリーズはすべてこんな調子なのだろうか。

そして、ラストには溜息がでた。

なんとなく予測はついてしまうのだけれど。

 

繰り返し観たいか:4/10点

辛いシーンが多く精神的にきつい。

良作であることは間違いないのだが。

 

amazon評価:7/10点(☆の数×2を四捨五入)

 

合計60点。

 

キジ殺し(原題Fasandræberne)

視聴した後でもタイトルの意味が分からず調べてみたのだが、原題も「雉の殺し屋」という意味。

Wikipediaによると雉は世界中で主要な狩猟鳥であるらしいので、今作の一連の犯行を投影させたものなのだろうか。

 

2021年3月29日の時点でプライムビデオで視聴可能です。

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