フィクションの宴

プライムビデオで視聴可能な映画を中心に、評価・紹介していきます。最下部にのみネタバレを含む感想を記載しています。

【偏見的評価で85点】映画:ブレイン・ゲーム

「痛みに耐えかねて解放してくれと泣き叫ぶ姿が見えたんだ。」

「彼らが願う前に痛みから救ってやった。」

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監督:アフォンソ・ポヤルト

公開:2018年10月

 

役名ー役者

ジョン・クランシー(アンソニー・ホプキンス

人や物に触れるだけで

過去や未来を見渡すことができる。

本人曰く「並外れて鋭いカン」

医師。

 

ジョー・メリウェザー(ジェフリー・ディーン・モーガン

捜査官。

捜査が難航したため、旧知のジョンに助けを求める。

 

キャサリン・コウルズ(アビー・コーニッシュ

捜査官。ジョーと共に捜査を進める。

精神病理学の博士号を持つ。  

 

チャールズ・アンブローズ(コリン・ファレル

連続殺人犯。

 

点数:85

映画の出来の良さを評価するものではなく、あくまで筆者の好みかどうかの指標。あしからず。

ストーリー:10/10点

感情移入:18/20点

没入感:10/10点

感動:6/10点

渋いおじさん:9/10点

美女:8/10点

あとあじ:8/10点

繰り返し観たいか:8/10点

amazon評価:8/10点(☆の数×2を四捨五入)

 

以下、評価項目ごとの解説。
ネタバレ無しです。

ストーリー:10/10点

証拠が全く見つからず調査が難航する連続殺人事件。

捜査官であるジョーは、超能力者であるジョンに捜査の協力を依頼する。

 

連続殺人。

捜査する超能力者。

SF&サスペンス。

私のためにあるような映画。

 

全てを見透かしたような犯人の行動、

ジョンは、事件現場に残されていたメモなどから、殺人犯が自分より格上の能力者だと確信する。

そして、

被害者は全員、不治の病に侵されていたことが判明する。

 

「痛みに耐えかねて解放してくれと泣き叫ぶ姿が見えたんだ。」

「彼らが願う前に痛みから救ってやった。」

容疑者チャールズから告げられたジョンは同じ能力者として何を思うか。

チャールズがジョンに目を付けた本当の理由とは。

 

そして考えてしまうのは、自分だったらどうするのか。

自分の家族の

”痛みに耐えかねて解放してくれと泣き叫ぶ姿が見えた”

場合に、どう行動するのか。

気が狂うんじゃあないかなと思う。

凶悪犯であるチャールズに対して真っ向から反対できないのがこの映画の凄いところ。 

 

感情移入:18/20点

登場人物全員、過去や背景がきちんと描かれており、感情移入してしまう。

娘の死を予感していながら、苦しむ姿をただ見つめることしかできなかったジョン。

ジョンが無力感を感じ、現場から退いていた理由も非常に納得できる。

 

没入感:10/10点

ジョンの予知シーンが格好良くて鳥肌が立った。

言葉の一つ一つ、挿入されるシーン。

すべてに意味がある。

予知能力を利用したカーチェイスなんかもちょっと面白い。

 

感動:6/10点

すべて運命だと受け入れるジョン。

被害者たちを見て、同じような体験をしてきたチャールズと接触して、何を思うのか。

 

渋いおじさん:9/10点

アンソニー・ホプキンス

個人的に、「羊たちの沈黙」を楽しめなかったため、あまり注目していなかったが、

激渋。かっこええ。

ジェフリー・ディーン・モーガンも恰好良かった。

満腹。

 

美女:8/10点

アビー・コーニッシュ

物語が進むにつれて、魅力が深まっていった。

知的で格好良い。

 

あとあじ:8/10点

チャールズとジョンの違いはなんだったのか。

「倫理的理由で俺を止めるのか?」

チャールズのセリフが思い出される。

しかし、ラストにジョンが出した手紙を考えれば、ジョンはチャールズと同じ道には行かなかったのだと推測する。

つまり、最後だけはチャールズの予知が外れたのだと私は解釈する。

 

繰り返し観たいか:8/10点

もう一度観たい。

あまり期待せずに観たが最高だった。

しかし、悲しいシーンがある映画は何度も観れない。

 

amazon評価:8/10点(☆の数×2を四捨五入)

 

合計85点。

  

プライムビデオで

「視聴履歴に基づくおすすめ」

に挙がっていた。

プライムビデオさん本当にありがとう。

 

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