【偏見的評価で71点】映画:ゲット・アウト
「Get Out!」
「出ていけ!」
監督:ジョーダン・ピール
日本公開:2017年10月
クリス・ワシントン(ダニエル・カルーヤ)
黒人青年。
恋人の両親に挨拶するため車を走らせる。
ローズ・アーミテージ(アリソン・ウィリアムズ)
クリスの恋人。
白人女性。
黒人差別や、黒人への腫れ物を触るような態度を毛嫌いする。
ディーン・アーミテージ (ブラッドリー・ウィットフォード)
ローズの父親。
脳神経外科医。
オバマ大統領を強く支持しており、黒人に対する一種の憧れのような感情を抱く。
ミッシー・アーミテージ(キャサリン・キーナー)
ローズの母親。
心理療法家。
催眠術療法も使用する。
ジェレミー・アーミテージ(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)
ローズの弟。
医学生。
「その体格と遺伝子構造だ、本気で鍛えれば・・・」
「総合格闘技はしないのか?」
クリスに対して喧嘩腰な態度をとる。
ロッド・ウィリアムス(リル・レル・ハウリー)
クリスの友人。
運輸保安庁勤務。
映画の出来の良さを評価するものではなく、あくまで筆者の好みかどうかの指標。
あしからず。
設定:7/10点
展開:9/10点
没入感:10/10点
感動:3/10点
渋いおじさん:7/10点
美女:7/10点
あとあじ:13/20点
繰り返し観たいか:8/10点
amazon評価:8/10点(☆の数×2を四捨五入)
これまで使用してきた採点基準に当てはめると71点という”そこそこ”な点数に落ち着いてしまったのだが、個人的評価はもっと高い。
感動点が低くなったことが原因と思われ、他の項目で点数をひいきしたかったが、これが限界。
多少ホラー要素はあるが、ぜひ、ネタバレなしで一度視聴してみてほしい。
ネタバレ無しです。
設定:7/10点
黒人の青年が白人の恋人家族に挨拶に行く。
家族は差別的な態度は無く、一見友好的に見えるが、微妙な違和感を感じる。
使用人は黒人ばかりで、話しかけても瞳孔が開いたような表情で、挙動が不審である。
クリスは不安を募らせていく。
展開:9/10点
人気のない通りで黒人男性が襲われる場面を冒頭見せられる。
場面は転換し、クリスはローズと共に、彼女の両親に挨拶に行くところから物語が始まる。
使用人の黒人男性は夜間全速力で庭を走っており、
黒人女性に至っては、強張った様子で涙を流しながら、それでいて満面の笑顔で話しかけてくる。
異様な気配を感じるクリスだが、彼女の両親との初めての会合である。
彼女を一人置いて帰るわけにはいかないと、一旦心を落ち着かせる。
私自身は、盛大なドッキリか何かだろうと思いながら視聴していたが、予想を遥かに超える展開に驚かされた。
没入感:10/10点
親族の笑顔の下に見え隠れするある種の違和感。
尋常ではない何かを隠したまま何も話したがらない黒人たち。
気味の悪い雰囲気が常に付きまとう。
そしてある瞬間すべてが紐解ける。
感動:3/10点
幼少時、ひき逃げにより母を亡くした主人公。
本人も意識しないトラウマが彼の感情に影を差す。
渋いおじさん:7/10点
ダニエル・カルーヤ 演じるクリス。
表情の変化を見ていて楽しかった。
この役者さんの別の作品も見てみたいと感じた。
個人的にはクリスの友人が物語の雰囲気と対象的な性格で良かった。
美女:7/10点
アリソン・ウィリアムズ。
彼女の演技も良かった。
この作品の現実味や没入感の演出に一躍買っていたと思う。
あとあじ:13/20点
ネタバレなしで見てほしい。
あえて何も語らないでおきたい。
繰り返し観たいか:8/10点
真相を知った後に見返すとこれまた面白い。
登場人物全員の違和感ある行動に納得がいく。
amazon評価:8/10点(☆の数×2を四捨五入)
合計71点。
差別的意味合いを避けるために黒人のことを”アフリカ系アメリカ人”などと呼ぶ流れがあるが、個人的に好みではないので、あえて黒人と表記する。
白人のことを~系~人とか言わないように、アフリカ系アメリカ人という表記自体にも違和感を感じる。
かといって正解は分からないのだが。
2021年2月18日の時点でプライムビデオで視聴可能です。
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