【偏見的評価で57点】映画:アクアマン
作家のヴェルヌは「海に漂う2隻の船は、風と波がなくとも出会う」と言った
監督:ジェームズ・ワン
日本公開:2019年2月
役名ー役者
アーサー・カリー”アクアマン”(ジェイソン・モモア)
海底にあるアトランティス王国の王女と、地上に住む灯台守の男性、2人の間に生まれた子。
超人的な肉体を持ち、海中でも呼吸でき、海中生物と意思疎通が出来る。
オーム(パトリック・ウィルソン)
アーサーとの異父兄弟であり、アトランティス帝国の王。
地上の人類との戦争を目論む。
メラ(アンバー・ハード)
オームの婚約者。
水を操る能力を持つ。
点数:57点
映画の出来の良さを評価するものではなく、あくまで筆者の好みかどうかの指標。
あしからず。
ストーリー:6/10点
感情移入:9/20点
没入感:6/10点
感動:3/10点
渋いおじさん:7/10点
美女:5/10点
あとあじ:9/10点
繰り返し観たいか:4/10点
amazon評価:8/10点(☆の数×2を四捨五入)
評価項目ごとのコメント。ネタバレ無し。
ストーリー:6/10点
海底人と人間とのハーフである主人公が2種族間の架け橋となるべく奮闘する。
またオームを倒すべく、トライデントなる伝説の矛を探し求める。
DCの映画はバットマンとスーパーマンしか見ていなかったため、ダークな感じの映画を予想していたのだが、とてもライトで見やすかった。
しかし多少子供向けな感もある。
感情移入:9/20点
水族館の魚と話をして、気味悪がられていたような少年が、ムキムキマッチョの好青年に成長できたことが不思議。
人助けをするようになるまでの過程などは全く描かれていないため、感情移入度は高くない。
なにより、敵役で出てくる海賊が非常に鬱陶しかった。
同じく海賊である親を亡くした恨みで主人公に付きまとうのだが、微塵も同情できない。
船員を皆殺しにしておきながら、主人公に向かって「見殺しはないだろ」は笑ってしまう。
刃がボロボロの剣を譲り受けてニヤリと笑うシーンも辛い。
挙句の果てに「俺の名は”ブラックマンタ”だ」である。
勘弁してくれ。
没入感:6/10点
主人公は非常に好感の持てる人物であるし、映像も迫力があって、見ていて非常に楽しかった。
が、少し詰め込み過ぎか。
ストーリーが単調に感じた。
決闘シーンで大ダコが太鼓を叩いていたのは最高。
CGに関しては水中の人物描写が大変そうだった。
たなびく髪型など頑張っていたのだが、若干、海の中に溶け込めてない感じがあった。
感動:3/10点
都合が良すぎて感動は少ない。
渋いおじさん:7/10点
筋肉ムキムキが暴れまわるのは見ていて痛快。
ゲーム・オブ・スローンズのファンとしては、また見れて嬉しい。
ドルフ・ラングレンが意外とファンタジーに溶け込んでいて恰好良かった。
美女:5/10点
今作のヒロイン。
綺麗な女優さんではあるのだが、いまいちトキメキポイントが少なかった。
アーサーが惹かれた理由もピンと来ない。
水を操る能力は見た目も良く、楽しめた。
ワイン店での攻撃シーンはテンション上がる。
あとあじ:9/10点
全体的に予定調和感が否めない。
朝7時30分くらいに放送している子供向け番組を見終わった時の感覚に似ている。
繰り返し観たいか:4/10点
一度見れば充分かな。
amazon評価:8/10点(☆の数×2を四捨五入)
合計57点。
ネタバレ含む感想。見視聴の方はご注意ください。
楽しい作品だったのだけれど、粗が目立ってしまった。
トライデントもあっさり引き抜き過ぎじゃない?
巨大生物との奮闘の上、ボロボロになりながら・・・とかを期待していたんだけど、
手からポワンポワンの超音波であっさり解決したのは期待外れと言う他無い。
そもそも、見始める前から、どうせ最後はトライデントで無双して終わるんでしょう?
という感じで視聴するので、どうしても緊迫感に欠けてしまった。
魚の着ぐるみから母親が出てきた時もポカンとしてしまった。
唐突すぎるよ。
そして、参謀と婚約者に裏切られる王子。
そこまで極悪非道な人物でもなさそうなのに。
敵役に魅力が無かったことも作品に深みを持たせれなかった要因かと思う。
2021年5月3日の時点でプライムビデオで視聴可能です。