フィクションの宴

プライムビデオで視聴可能な映画を中心に、評価・紹介していきます。最下部にのみネタバレを含む感想を記載しています。

【偏見的評価で80点】映画:シンク・オア・スイム

「真の常識人は負け犬を負け犬と呼ばない」

「君には思いやりと情熱が欠けてる」

「笑顔もね」

「負け犬どもの好きにさせてくれ」

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監督:ジル・ルルーシュ

日本公開:2019年7月

 

役名ー役者

ベルトラン(マチュー・アマルリック

鬱病患者。

たまたま見かけた中年男性達が集うシンクロチームに参加することになる。

既視感があると思ったら、

サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜

に出演していた。

他にも007とかにも出演してるらしい。

とはいえ、それにしても、親近感があると思ったら、ダンカンだ。

ダンカンに似ている。

すっきり。

Wikipediaには”二枚目俳優として知られる”と書いてあるのだが、本当か?

 

クレア(マリナ・フォイス)

「私は夫が噂されても気にしない」

「女々しくても夫は夫だもの」

「ありのままの自分を隠す必要はない」

「私は彼が誇らしいから」

「何をしてもいい」

「彼も私を誇りに思ってる」

 

デルフィーヌ(ヴィルジニー・エフィラ)

ベルトランが通うシンクロチームのコーチ。

元シンクロ選手。

デュエットのパートナーが事故に遭ったことから選手生命が断たれ、アルコール依存症になる。

「自殺も考えた」

「そんな私を救ったのは私がコーチする男子シンクロチーム」

 

点数:80点

 映画の出来の良さを評価するものではなく、あくまで筆者の好みかどうかの指標。

あしからず。

ストーリー:9/10点

感情移入:17/20点

没入感:9/10点

感動:8/10点

渋いおじさん:6/10点

美女:6/10点

あとあじ:9/10点

繰り返し観たいか:8/10点

amazon評価:8/10点(☆の数×2を四捨五入)

 

以下、評価項目ごとの解説。
ネタバレ無しです。

ストーリー:9/10点

「もういいやめろ」

「この下手くそどもめ」

「もううんざりだ」

「なんだこのレベルは」

チームメイトが怒って帰ってしまうほど低いレベルのシンクロチーム。

メンバーは、倒産寸前の会社の社長、幼少虐待に遭っていた男性、売れないミュージシャンなど。

各々悩みを抱え、鬱屈した人生を送っていたが、世界選手権の男子シンクロ動画を見てから、自分たちも世界大会を志すようになる。

 

感情移入:17/20点

うつ病に陥り、子供たちからは嫌われ、妻の親族からは馬鹿にされる ベルトラン。

そんな彼らを意に介さずシンクロに魅了されていく。

シンクロ仲間は皆ダメな部分を抱えており、人間味がある。

役者の演技も自然な感じで良かった。

ダメな男たちが奮闘する様は日本人好みの展開だと思う。

 

没入感:9/10点

単なる幾何学の矛盾の話だ・・・

みたいな何の話をしているのか良くわからないオープニング。掴みはバッチリ。

最初から最後まで音楽が最高。

初めてサントラが欲しいと思った。

基本的にコメディ調であるため、飽きることなく、視聴できた。

 

感動:8/10点

全く泳げなかった当初と、怒涛の追い込みを見ていただけに、やはりラストの演技は感動した。

 

渋いおじさん:6/10点

渋みは無い。

 

美女:6/10点

デルフィーヌ(ヴィルジニー・エフィラ)

練習の最中に詩を読んでくれる優しい先生。

母性を感じる。

Wikipediaにはまだ情報が無かった。

部活動とかこんなコーチに指導してほしかった。

 

あとあじ:9/10点

非常に良い気分。

フランス映画らしく、おしゃれなラスト。

今後の彼らの人生が気になる。

 

繰り返し観たいか:8/10点

ぜひ。

皆にもおすすめしたい。

万人受けする作品だと思う。

 

amazon評価:8/10点(☆の数×2を四捨五入)

 

合計80点。

 

タイトルを英語表記すると

SINK OR SWIM(いちかばちか)

think(考える)かと思っていましたが、sink(沈む)でした。

直訳すれば「沈むか泳ぐか」となるが、昔の処刑法を語源として、「いちかばちか」の意となるらしい。

 

2021年3月6日の時点でプライムビデオで視聴可能です。

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