フィクションの宴

プライムビデオで視聴可能な映画を中心に、評価・紹介していきます。最下部にのみネタバレを含む感想を記載しています。

【偏見的評価で70点】映画:ウインド・リバー

「いい知らせと悪い知らせがある」

「悪い知らせは君が」

「決して元には戻れないこと」

「娘の死を埋められるものなどどこにもない」

「いい知らせは事実を受け入れ苦しめば」

「娘と心の中で会えること」

「娘がくれた愛も喜びも」

「覚えていられる」

「痛みから逃げちゃダメなんだ」

「逃げると失う」

「娘との思い出のすべてを」

「初めての一歩から最後の笑顔まで」

「とことん悲しむんだ」

「ともに生きたいなら」

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監督:テイラー・シェリダン

日本公開:2018年7月

 

あらすじ

吹雪舞う不毛の地ワイオミング。

野生生物局のハンターであるコリーは少女の死体を発見する。

「極寒の中走れば肺が凍って血が吹き出す。」

少女からは強姦された形跡が見られるが、直接の死因は極寒による肺胞の破裂であり、他殺とは認められない。

FBI捜査官のジェーンは地理に詳しいコリーに捜査協力を依頼する。

 

役名ー役者

コリー・ランバートジェレミー・レナー

野生生物局のハンター。

長女を亡くしており、原因は未だ判明していない。

事件をきっかけに妻とは離婚。

 

ジェーン・バナー(エリザベス・オルセン

事件現場に1人だけ派遣された女性FBI

自らの経験不足を何度も実感しながらも捜査を進める。

 

点数:70点

映画の出来の良さを評価するものではなく、あくまで筆者の好みかどうかの指標。あしからず。

設定:7/10点

展開:8/10点

没入感:9/10点

感動:6/10点

渋いおじさん:10/10点

美女:6/10点

あとあじ:12/20点

繰り返し観たいか:4/10点

amazon評価:8/10点(☆の数×2を四捨五入)

計70点

映画の出来の良さを評価するものではなく、あくまで筆者の好みかどうかの指標である。あしからず。

 

以下、評価項目ごとの解説。
ネタバレ無しです。

設定:7/10点

映像の大半を雪景色が占めており、常に不吉な音楽がバックに流れるため、嫌な雰囲気が付きまとう。

事実として、この地域の原因不明の死者数が多いという統計が出ている。

 

展開:8/10点

被害者は裸足のまま亡くなっており、周りの居住地からは何kmも離れている。

通常であれば数百メートルも歩けないような環境であり、

このことからも事件現場の過酷さが伺える。

熟練のハンターであるコリーは、雪に残った足跡やスノーモービルの跡などから真犯人を辿る。

「俺はハンターだ」

「分かるだろ」

遺族と対面したコリーは、直接裁きを下すことを匂わせる。

 

没入感:9/10点

漏れなく全員演技が素晴らしかった。

個人的にはにネイティブアメリカン役の男性が特に良かった。

コリーと対面した瞬間の微妙な表情の変化。

全体を通して演技と演出が良かったため緊張感があった。

 

感動:6/10点

登場人物1人1人に感情移入させられた。

コリーは"亡くなった長女"と"被害者"とを重ね合わせる。 

コリーはジェーンに忠告する。

「真剣に子供を育ててきたつもりだったが油断した」

「将来子供ができたら決して目を離すな」

 

渋いおじさん:10/10点

ジェレミー・レナー

ライフルで救出に向かうシーンは思わず

「かっけえ…」

と声が出た。痺れる。

すごくはまり役だったと思う。

 

美女:6/10点

エリザベス・オルセン

意思が強く格好良い。

 

あとあじ:12/20点

コリーの元妻の言葉を引用する。

「欲しい答えはでない」

「何を見つけても」

どうしても後味の悪さが残る。

 

繰り返し観たいか:4/10点

とても良くできており良質な映画だった。

ぜひ1度は観てほしい。

しかし人が死ぬ話は堪える。

感情移入させられる映画であるだけ殊更。

自分の身の回りに照らし合わせて考えてしまい辛い。

歳だな。

 

amazon評価:8/10点(☆の数×2を四捨五入)

 

合計70点

 

すごく重たい気持ちになった。

気分転換に気楽な映画が観たくなる。

 

 

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