【偏見的評価で57点】映画:白鯨との闘い
「船乗りは貴重なものを捨てたりはしない」
監督:ロン・ハワード
日本公開:2016年1月
船長に選ばれると期待していたチェイスだが、実際に選ばれたのは腕も未熟で家柄だけで選ばれた、ポラードだった。
不満を隠せないチェイスだったが、鯨油を故郷へ持ち帰るため、捕鯨船は出航する。
エセックス号の一等航海士。
妻を残して出航する。
ジョージ・ポラード(ベンジャミン・ウォーカー)
エセックス号の船長。
家柄のみで船長に選ばれた。
彫りの深い千鳥ノブ。
マシュー・ジョイ(キリアン・マーフィー)
エセックス号の二等航海士。
チェイスとは旧知の仲。
トーマス・ニッカーソン(トム・ホランド)
キャビン・ボーイ。14歳。
年齢を偽り同行する。
船酔いし嘔吐するなど頼りない印象。
捕鯨を初めて目撃し興奮気味。
トーマス・ニッカーソン老年期(ブレンダン・グリーソン)
妻にも当時の話をせず酒浸りの毎日だったが、ハーマンと妻の説得に負け、エセックス号での出来事を話し出す。
小説家。
全財産と引き換えに、
トーマスに取材する。
映画の出来の良さを評価するものではなく、あくまで筆者の好みかどうかの指標。
あしからず。
ストーリー:6/10点
感情移入・没入感:13/20点
感動:4/10点
渋いおじさん:5/10点
美女:1/10点
あとあじ:15/20点
繰り返し観たいか:5/10点
amazon評価:8/10点(☆の数×2を四捨五入)
ネタバレ無しです。
ストーリー:6/10点
エセックス号沈没の経験者で唯一の生き残りであるトーマスが過去を振り返る。
当時は、鯨油を燃料に家に明かりを灯していた時代。
漁に出たまま1年以上帰らないことも、死者が出ることも、ざら。
捕鯨漁の過酷さがうかがえる。
出航序盤からチェイスの助言を聞かず嵐に突っ込み多大な損害を出すポラード。
更には、原因をチェイスに擦り付ける始末。
クジラを1頭仕留めたかと思えば、その先1年以上収穫なし。
これらの苦難を乗り越えたのちの白鯨とのバトルである。
散々な展開。
白鯨との格闘シーンは思ったより少なめ。
それよりも、白鯨に出会うまでの過程や、
出会った後の展開の方が濃厚。
感情移入・没入感:13/20点
海中の描写や、鯨の映像が綺麗で壮大。
捕鯨船と比較すると白鯨のサイズがよく分かり、緊張感があった。
サメみたいな直接的な恐怖感ではなく、心の底が震えるような恐怖感がある。
感動:4/10点
オーウェンは妻の妊娠中に出航しているから。
順当に感動。
渋いおじさん:5/10点
若く荒々しい男たち。
渋さは無いが見ごたえがある。
美女:1/10点
これを期待する映画ではない。
あとあじ:15/20点
「エセックス号沈没の経験者で唯一の生き残り」
叙述トリックみたいな結末。
個人的には帰郷後の裁判の展開がいまいち乗り切れなかった。
繰り返し観たいか:5/10点
やっぱり仲間が死んでいく映画は苦手。
amazon評価:8/10点(☆の数×2を四捨五入)
合計57点。
もう少し船長の汚名返上シーンがあっても良かったのでは。
もう少し船長とチェイスが交友を深めるシーンがあっても良かったのでは。
もしくは逆にもっと決裂するか。
故に裁判シーンの感動が薄かったと思う。
2021/1/18時点でプライムビデオで視聴可能です。