【偏見的評価で79点】映画:評決のとき
「死を待つ少女」
「想像してください」
「その少女は・・・」
監督:ジョエル・シュマッカー
日本公開:1996年12月
ジェイク・タイラー・ブリガンス(マシュー・マコノヒー)
金も名誉も無い弁護士。
ちゃらいのかと思えば意外と熱血漢。
エレン・ロアーク(サンドラ・ブロック)
法学生。
死刑制度に反対しており、
ジェイクの手助けをする。
カール・リー・ヘイリー(サミュエル・L・ジャクソン)
暴行を受けた少女の父親。
ルーファス・バックリー(ケヴィン・スペイシー)
相対する検事。
カーラ・ブリガンス(アシュレイ・ジャッド)
ジェイクの妻。
黒人の少女が白人の青年2人から強姦されてしまい、子供を産めない体になってしまう。
人種差別が激しいこの地区では犯人が無罪になる可能性があるため、少女の父親カールは裁判中に白人青年2人を射殺してしまう。
父親は、白人の弁護士であるジェイクに弁護を依頼する。
映画の出来の良さを評価するものではなく、あくまで筆者の好みかどうかの指標。あしからず。
ストーリー:7/10点
感情移入16/20点
没入感:8/10点
感動:6/10点
渋いおじさん:6/10点
美女:10/10点
あとあじ:10/10点
繰り返し観たいか:7/10点
amazon評価:9/10点(☆の数×2を四捨五入)
ネタバレ無しです。
ストーリー:7/10点
人種差別が激しい地区。
黒人容疑者。
白人弁護人。
「俺が面倒な立場になったら助けてくれるか?」
カールがジェイクに問いかけた翌日、カールは白人青年2人を殺してしまう。
仲間の失態や、加害者家族からの報復など。
エレンに助けられながら乗り越え、裁判を進める。
しかし論理的資料を集めても、陪審員や裁判長の心を動かせない。
感情移入16/20点
娘が暴行されたら俺だってそうする。
ましてや、無罪判決が出ようものなら当然。
ここは大いに共感できる。
対してジェイクはどうだろう。
命を危険に晒してまで弁護する原動力はどこから来たのか。
青年殺害の前日にカールを止めれなかった負い目がある。
”悪人は裁かれるべき”という正義感がある。
これが、青年が無罪か有罪かで争うのであれば、手放しに応援できる。
しかし、カール善悪について論じると話が微妙になる気がする。
本能的にはカールを応援する。
少女を暴行した青年たちは罰せられるべきだし、
青年の家族はムカつく奴らばかりだから。
理性的に考えると敵討ちなんて許されるべきでは無い。
武士じゃあないんだから。
このあたり解消しきっていない感はある。
没入感:8/10点
作中に登場する白人至上主義者団体KKKの演出が過剰に感じた。
実際もこんな感じだったんだろうか。
このあたりの違和感を考慮しても、余りあるラストの没入感。
最終弁論は息を止めてしまうくらい訴えかけるものがあった。
名名名シーン。
感動:6/10点
ラストシーンに5点。
そして、
サンドラ・ブロックの誘惑に打ち勝てたジェイク。
ジェイクにおまけで1点あげちゃう。
渋いおじさん:6/10点
世界一イケメン。
若い。
美女:10/10点
最強。
あとあじ:10/10点
「後味」と言われると、減点できない。
繰り返し観たいか:7/10点
あの素晴らしいラストをもう一度。
amazon評価:9/10点(☆の数×2を四捨五入)
合計79点。
2021/1/18時点でプライムビデオで視聴可能です。